コーチとして大切にしていること
自分軸で、人生のターニングポイントを乗り越える。
僕がコーチングを通して最も届けたい価値は、
「自分軸を取り戻し、自分軸で、人生のターニングポイントを前進/加速させていくこと」
そしてその結果、「1人1人が、自分にとっての幸せな人生を過ごせること」です。
20〜30代は、100年時代といわれる長い人生の中でも、最も大切な時期です。
令和になり、今の20〜30代は、人生の選択肢が大きく広がりました。
「人生のレール」があった一つ上の世代とは違い、今の自分たち世代は、圧倒的に自由になりました。
でも逆に自由が広がったということは、全てを自分で決めていかなければいけない、ということでもある。
自己責任のもと、自分で、全てを決める。これは本当に難しいし、しんどいこと。
そんな中で、20〜30代は、
就職、昇格、転職、副業、異動、転勤、独立、起業。
恋愛、結婚、出産、介護。
この先の人生を左右する重要なターニングポイントが、次から次に押し寄せてきます。
そんなターニングポイントを、
自分の心に正直に、自分で納得感を持って決断、行動しながら前に進んでいけるように伴走していきます。
なぜ、自分軸にこだわっているのか?
それは、僕自身が、これまでの人生を他人軸で生きてきたからです。
「やりたいこと」が分からずに、20代の8年間、自分探しをやり続けてきました。
誰よりも悩み、考え、自分自身と向き合ってきたからです。
そして多くの方々の人生やキャリアと向き合う中で気づいたのは、「この葛藤は僕だけではない」ということです。
時代の流れ、教育や制度などもあり、現代日本の構造的な課題として、
今のほとんどの20〜30代がここに悩み、葛藤していることが見えてきました。
これからの日本の未来を創るのは、今の20〜30代です。
少しでも、そんな同世代1人1人の力になりたい。そう考えています。
いつの間にか自分軸を失い、ずっと他人軸で生きてきた小学校時代〜社会人1年目
本来、子供の頃は、誰もが自分軸を持っていたはずです。
僕自身、幼稚園の頃は、あれをやりたい!あそこに行きたい!これを食べたい!
自分の心に正直に、まっすぐ生きていました。
でも、大人になるにつれて。社会に出るにつれて。少しずつ失われていってしまった。
いつしか、周りに合わせる生き方をしていた。
小学生の頃からの僕は、いわゆる「いい子」でした。それも「超・いい子」。
真面目で素直で、しっかり者。優等生。
他の人に迷惑をかけないようにと振る舞い、先生にも親にも、怒られるようなことはほとんどしていませんでした。
でもそれは、自分の心、想い、やりたいことを考えることがなく、
本当の自分にフタをしていただけだった。
親や先生、友達に、すごいねと褒められたかった。まわりの皆の期待に応えたかった。
周りの皆の顔色を必要以上に伺い、波風が立たないようにとばかり考えていました。
自分自身に対しては、根っこの自信がなかった。
自分軸が失われていくきっかけはたくさんあると思いますが、
僕の場合は、おそらく中学受験が最初でした。
小4から週5〜6で学習塾に通い、学校と寝る時間以外は、ひたすら机に向かう。
毎月模試を受ける。順位と偏差値が分かり、公開される。
とにかく”いい”中学に行く。そのことだけを考え、ひたすら勉強していました。
なぜその中学なのか?どんな学校生活を送りたいのか?は考えたことがありませんでした。
猛烈な受験勉強の結果、残念ながら第一志望に受かることはできず、別の進学校に進みました。
そしてそのような環境は、中学受験後も続きました。
中学高校は進学校だったこともあり、ゴールは「難関大学に合格する」こと。
定期試験や模試では、毎回校内順位と偏差値が貼り出され、
いつしか、他人と比較して自分の立ち位置を捉えることが、当たり前になっていました。
大学受験の第一志望・学部も、自分が何を学びたいか?ではなく、
偏差値と世間体、クラスのみんなが受けるから、という理由で決めました。
(そして今回も、第一志望の大学には不合格となります。)
親、先生、先輩、友達。
僕は、常に周りの目、顔色を気にしていました。
他人からどう思われるか?
周りのみんなが「いいね!すごいね!」という選択肢は何か?
他人からよく見られたい。
他人に喜んでもらいたい。
いつしか他人軸で生きており、自分軸は失われていました。
その後、大学に入り、就活、社会人1年目と時が経つにつれて少しずつ変わってきましたが、
決定的な変化が訪れたのは、社会人2~3年目でした。
(ちなみに就活でも、第一志望の企業から内定をもらうことはできませんでした。 二度あることは、三度あるようです。。)
「非日常」を繰り返した海外一人旅
社会人2年目。キングダムにハマり、秦の世界、万里の長城をこの目で見てみたい!!!という直感で中国へ一人旅に出たことを皮切りに、
3連休や夏休みを駆使して、一人旅をするようになりました。
インド、イスラエル、モンゴル、モロッコ、スリランカ、スペイン、ラオス、ミャンマー、カンボジア、フィンランド。。
異国の地に一人で降り立つたびに感じる、謎の言語とクラクションの喧騒。香辛料や香水の香り。むわっとした熱気。
目に入ってくるものすべてが新鮮で、これまでの人生では決して出会わなかった、完全に異質な人との出会いも次から次に訪れました。
今日、何をするか?どこに行くか?誰に話しかけるか?何を食べるか?
毎日が冒険。すべてを自分一人で決められる。
壮大すぎる自由と引き換えに、
誰も助けてくれない、究極の自己責任の世界。
そんな環境では、他人の目を、一切気にする必要はありません。
少しずつ、「自分が今、本当にやりたいこと」に素直になっていく自分を感じました。
こうした「非日常」体験を繰り返す中で、「自分で決める」「今を生きる」「自分はやれる」「なんとかなる」「あたりまえの日常に感謝する」「思い立ったら、すぐ行動してみる」といった、人生で大切な教訓を学んでいきました。
「日常」を変えた、コーチングとの出会い
もう一つのきっかけ。それが、コーチングです。
今でこそ、コーチングのない日常は考えられないような僕ですが、
2021年までは、お恥ずかしながら、コーチングについて1ミリも知りませんでした。
名前だけは聞いたことがあったものの、「プロスポーツ選手がよくコーチつけてるよね」「ビジネスコーチって、大企業や有名企業の経営者がつけてるやつでしょ?」という印象だった。
転機は、2021年の夏。
当時25歳の僕は、さらなる挑戦を求めて、初めての転職に成功したタイミングでした。
1社目で実績と自信をつけていた当時の僕は、「2社目でも大活躍してみせる!」と意気込んでいました。
でも。現実は、そんなに甘くはなかった。
入社直後数ヶ月が経つも、全く成果につながらない。
「初めての転職」 「コロナ禍まっただ中の、リモート入社」
という不安も重なり、自信も失い、焦りだけが募っていました。
そんな時。
僕には、1人幼馴染みがいるのですが、
彼女がCTIというプロスクールでコーチングを学んでおり、
「大樹、コーチング1回受けてみない?」と誘ってもらいました。
今思えば、この瞬間が僕のターニングポイントだったのだと思います。
その体験は、衝撃でした。
- 自分の思考がみるみる整理されていく。
- モチベーションが勝手に湧き出てくる。
- 次にやるべきアクションが明確になる。
定期的にコーチングをしてもらうようになってから、
少しずつ仕事の成果につながりはじめ、
目の前の現実に、明確な変化が起きていくのを
身をもって体感しました。
「これは、本当にすごい。
自分もコーチングを提供できる側になったら、もっと多くの人を救える。今、学ぶしかない。」
そして、
「どうせ学ぶなら、最高峰で学ぶ。
20代の自己投資は、きっと生涯ずっと役に立つ。」
心の声、直感に従った僕は、
CTIと並ぶ日本のコーチング界の最高峰、
コーチエィアカデミアの説明会に、その日のうちに申し込みました。
「非日常」としての海外一人旅、「日常」の自分と向き合い、自分で決断し続けるコーチングを通して、
いつしか、他人の目を気にせずに、自分の心にまっすぐ従い、自分軸で自由に生きれるようになっていました。
参考:コーチングで起きた変化
- 自分軸でまっすぐ生きられるようになった!
- 本業で、パフォーマンス・個人成績が向上した!
- 本業で、悩んでいた職場の人間関係が大きく改善した!
- 自分の長期ビジョン/人生の目的を明確化し、自分の道に確信を持てた!
- 副業をスタートできた!
- 熱中できる趣味(茶道)と出会えた!
- 生活リズム、生活習慣が改善した!(朝活、筋トレ、運動、食事など)
- 自己肯定感とメンタルが安定し、ストレスマネジメントの術を身につけた!
- 人生全体の幸福度が向上した!
- たくさんの仲間や先輩方との、新しい出会いがあった!
- 独立起業に成功した!
これからやりたいこと : 心の豊かさで、日本を元気にしたい。
日本のすばらしさに気づかせてくれた、茶道との出会い。
多くの国を旅して、数えきれないほどの出会いがありました。
「うちの国では、サファイアが名産なんだ!ほら、きれいでしょ??」目を輝かせるスリランカの少年。
「うちの国では、自然を愛している。森や湖と人間は、共生しているんだ。」フィンランドのサウナで出会ったおじいちゃん。
「人生で一番大事なのは、愛だよ。」モンゴル旅で一緒になり、友達になったインド人夫婦。
旅先で出会った現地の人々はみんな、自分のこと、自分の国のことを楽しそうに、そして誇りを持って話します。
彼らと話す中で、20年以上生きてきたのに、自分の国のことを何も知らない自分に気づきました。
日本のことをもっと知りたい、学びたい。強くそう思うようになりました。
書道、剣道、華道、生け花、、。色々と調べる中で、ふと「日日是好日」という映画に出会い、求めていたものはこれだ!と直感が反応。心の声に従い、そのまま茶道を学び始めました。
以降、毎週土曜は、お茶を点てています。
器、建築、庭園、禅語、着物、香、花。
茶道は、日本の芸術のエッセンスが凝縮された「総合芸術」です。
先生の家で、一杯のお茶を点てる。
思いやりが詰まった一杯のお茶を、いただく。
そんな日々が日常に組み込まれて3年。
茶道を通して、資本主義の世界だけでは忘れてしまいがちな
思いやりの心、自然や季節を大事にする心、そして自分や他者と向き合う精神を日々学んでいます。
これまで読んできた1200冊以上の本も相まり、
自分と向き合い続けた結果、一つの想いが生まれました。
世界中を旅して、「日本」という国を相対化したからこそ、見えてきたこと。
それは、日本は本当に恵まれているということです。
住む家も、美味しいご飯もあって、何より平和。
選ばなければ、最低限食べていける仕事もある。
日常で命の危険を感じることは滅多にない。
そして何より、人が優しい。 国民のDNAとして、協力し合う思いやりの精神が根付いている。
奇跡の国だということに気づかされました。
日本の未来が暗すぎるのを、なんとかしたい。
なのになぜ。
この国では、幸せを感じていない人が、こんなに多いのだろう?
多くの大人が余裕をなくし、日本社会全体に閉塞感、諦めの空気が漂っているのだろう。
仕事へのエンゲージメントが、世界最低レベルなんだろう?
SNSで足の引っ張り合いが生まれるのだろう?
他人と比較して落ち込む人が多いのだろう?
今、日本の未来は暗いといわれています。
少子高齢化は避けられず、経済成長は止まる。地方は過疎が進み、社会保障や年金も破綻する。
僕の周りには、日本の将来を諦め、海外移住の道を選ぶ優秀な同世代も増えています。
国際調査でも、明確に他国との差が開いています。
出典:日本財団 第62回 18歳意識調査「国や社会に対する意識(6カ国調査)」2024/4
日本はこんなに恵まれていて、
思いやりや、自然を愛するという素晴らしい文化も根づいている。
だからこそ、この日本がこのまま衰退し、希望が失われていく姿を見たくはない。
持続可能な日本にする方法はないのか?
この現状をどうしたら、少しでもよくできる?
コーチングを通して、1人1人の心の豊かさを高めていきたい。
そのヒントは、「経済的な豊かさ」だけではなく、「1人1人の心の豊かさ」だと考えています。
この国では、少子高齢化と、経済縮小は一定避けられない現実だと思います。
そんな社会で大事なのは、現状を受け止めること。
そして受け止めた上で、経済的な豊かさだけを追求し続けるのではなく、
1人1人が心の豊かさを合わせ持つこと。
この先どれほど世の中が激変し、日本経済が衰退したとしても。
だれもが自分の心にまっすぐ従い、情熱をもって、自分軸で生きている日本社会。
誰もが誰かの役に立ち、日本中が「ありがとう」の笑顔であふれている社会。
未来への希望、心の豊かさ、エネルギーの輪が、広がっていく日本社会。
そんな日本社会を創れるように。
一歩ずつでも、自分にできることから、アプローチしていきたいと考えています。
そのために、
短期では、まずコーチングから事業を開始します。
(※参考: 「コーチとして目指す姿と、つくりたい社会」をテーマに作成したビジョンボード)
中長期では、ウェルビーイング/幸福学、ポジディブ心理学、脳科学、行動経済学、リーダーシップ、マネジメント、メンタルヘルス、ストレスマネジメント、人材開発、組織開発、教育などの周辺領域を生涯学び続け、自分の武器を増やし続けていきたい。
武器を増やし続けながら、やりたいことがたくさんあります。
「強みを活かす」機会を、全国の学校教育の場に届けたい。
コーチングの価値と威力を広め、日本のコーチング業界全体を盛り上げたい。
心の豊かさについて、本を出版したい。
茶室を作り、「対話」と「人のつながり」が生まれる場を作りたい。
茶道の精神や抹茶の魅力を、海外にも届けていきたい。
社会人大学院に通い、ウェルビーイングや心理学について、とことん学びたい。
・・・
僕自身、これからも常に挑戦を続けていきます!!
お問い合わせ/体験セッションは、公式LINEよりお気軽にお願いします!
ご質問・ご相談、なんでもお待ちしております
佐藤大樹(たいじゅ)29歳。
慶應義塾大学卒業後、Works Human Intelligence、ユーザベースにて人事/営業/マーケティング領域の法人ビジネスを経験。
2021年よりコーチングを学び始め、世界最大規模のグローバルコーチングファームであるコーチエィアカデミアを卒業。2024年6月より独立起業。
●国際コーチング連盟 認定コーチACC / 日本支部 (ICF Japan) 運営委員
●(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ
●Gallup社認定ストレングスコーチ(Advanced CliftonStrengths Coach)
●コーチング歴3年。セッション実績250回/250時間以上
趣味は、海外一人旅(29カ国)、茶道(上級)、読書(1200冊)。
NPO法人いきはぐにて、高校生/大学生向けキャリア事業の代表も務める。